リールワン・エンターテイメントの疲れないサスペンス
サスペンスドラマやサスペンス映画は、展開がワンパタンになりがち。
先読み可能な作品も多く、サスペンスは当たり外れの大きいジャンルの一つです。
そんななか、強烈なインパクトに欠けるものの、ハズレの少ないサスペンス作品を量産しているのがリールワン・エンターテイメント。
ここでは、そんなリールワン・エンターテイメントの疲れないサスペンス映画をご紹介しています。
シリーズの6大特徴
- 舞台はアメリカ合衆国の田舎が多く開放感にあふれている
- グロテスクな場面やアダルティな場面がほとんどない
- 犯人は最初から明示され、ドラマの展開に集中できる
- 被害者は周囲の人の注意を必ず聴かない
- 犯人を怪しんだ人(主役の親友に多い)は鉄棒で殴られ、スマホを奪われる(殺されるケースが多い)
- ほとんどの作品がハッピーエンドで終わる
派生的な特徴
- 女優・男優を使い回ししているので、親近感が湧いてくる
- 犯人役・ストーキング役は仕事をしていないくらい超絶な暇人たちで、値段の高そうなオープンカーを乗っている
- 被害者は加害者の虚言を信じがち
- 関係者が亡くなる場面が数分後に出てきたりしてちょっと遅く、面白い
- 主人公や犯人など出演女優の一人は美人である
関連テーマ
- ソーシャルメディア(SNS)問題(instagood など)。
- 不妊治療
- 持病・病気(痙攣、癲癇、ギラン・バレー症候群など)
- 隣人問題
- 親子問題(反抗期など)
- 里親里子・孤児問題
- 人身売買・売買春
これらの関連テーマに、支配欲、心理学、パラノイア(狂いモノ)やサイコパス(壊れモノ)の要素を織り交ぜています。事故に見せかける間接殺人もあり。
それにしても、アメリカってパーティや同窓会が好きな人が多いですね。
事件関係者の誰かがほぼ、プール付きのとても広い家に住んでいて、よくパーティを開催します。
広すぎて、人が侵入しても探しにくい点もシリーズ共通。
視聴済み作品リスト
- アクシデントすべてを失った女:犯人への憎悪と復習が女のすべて。悲しみのリベンジ クライムサスペンス。
- アブダクション 忘れられた少女誘拐:娘への歪んだ愛が狂気を呼び起こします。異常な執着に戦慄が走る危険なサイコサスペンスです。誘拐から5年後の状況からスタート。
- アンバー・アラート 緊急事態警報:検事によるDVから妻が娘と息子を連れて逃走する状況からスタート。子供たちの冒険としても見ていくと楽しい
- インスタキラー:少女をつけ狙うストーカーの恐怖。暴走する愛はやがて 周囲の人間を襲い始めます。見えない敵の恐怖に怯えるサスペンススリラーです。レイラとデレクの娘ハーパーは服飾デザイナーとして成功することを夢見て、自身が手がけた服をSNS にアップしていました。ある日、ハーパーのアカウントが女子 注目のバジーという雑誌に掲載されたことでフォロワーが急増。喜びのあまり SNS にのめり込むようになった娘を母レイラは心配します。しかし、ハーバーは親からの苦言を鑑賞しすぎたと反発するだけです。一躍人気者となり浮かれるハーバーですが、父デレクの経営するカフェに自分は彼氏だと名乗る人物からプレゼントが届けられるます。娘がストーカーされている事態を重く見た レイラ たちは、ハーパーのアカウントを強制的に閉鎖しますが、その後どう展開したでしょうか。
- ウェディング・ストーカー暴走した女:あなたのそばは私がふさわしいとのこと。新婚カップルが陥った破局の危機。サイコパス妄想女の欲望が爆発します。新婦が綺麗。
- ウォッチング・ユー:ラスト10分、止まらぬ偏愛が暴走。シングルマザーに忍び寄る恐怖の間の手を描きます。リールワン・エンターテイメントのサスペンスシリーズで一番バカな犯人かと思いました。自分を愛してくれる女性を愛していればもうちょっと穏やかに生活できたのに。出演者のベス・ブロデリック、シエラ・マコーミック、アンドレア・ボガート(スウィートトラップ)、ジル・ラーソンらは他作品にも出演。
- エスカレート愛と狂気の衝動:ストーカーの愛と狂気に翻弄される者たち。結婚式を間近に控えたスタイリストのクリスタ。結婚式の準備を進めながらも、「オードリー・ヘプバーンみたいね」「ブリジット・バルドーのようにね」…と、顧客にあった コーディネートを提案する忙しい日々を送っていました。 突然に若い女性が現れコーディネートを依頼します。徐々に磨かれて自信を持ちはじめていた彼女でしたが、その強引さは日増しにエスカレート。彼女がヒロインに近づいた本当の目的とは一体何だったのでしょうか。サイコなストーカー女性を演じるのはアリソン・ペイジ。
- 烏カラス:原因不明のカラスの大増殖 大群は人々を襲い、その肉を食べます。アルフレッド ヒッチコック監督の『鳥』にオマージュを捧げたアニマルパニック。
- ガールフレンド・キラー:プロポーズを失敗したことが狂気の始まり。愛を失った男に宿ったのは執着の炎。
- キラー・イン・ファミリー:幸せな家族と友人たちに迫る魔の手。不気味な怖さに震撼する老人サスペンススリラー。サイコパスな老人は強度の高い老害のことだと分かりました。
- キリング・ビューティー あどけない殺人者:全ては 症状を招いたことから始まりました…。ビューティーサロンの美人経営者が不測の事態に巻き込まれるサスペンススリラー。サイコパスな女子「タリン」を演じたヘイリー・ブロスという女優が可愛すぎて、まったくサイコパスに見えませんでした(*^_^*)
- キリング・ブラッドリー:全ては30年前から始まっていました。封印された衝撃の過去が暴かれます。我が子の未来を知るために新妻が過去の因縁に迫っていきます。
- グッドボタン暴走する若者たち:いいね欲しさに欲望が暴走。スクールカーストをかけた投稿バトルが殺人事件へと発展。若者たちの大罪を描きます。孤児が転入した高校でSNSイイネ競争が勃発した状況からスタート。
- クリーピー・キラー:大切なものを1つまた1つと奪われていく恐怖。幸せな母娘に襲いかかる欲望の狂気。過去からの執着が暴走するサイコサスペンス。
- サプライズ狂気の恋心:愛する息子を奪われた元夫婦に迫る新たな悲劇。異常なほどの執着を見せる狂気のイケメン軍人が語る繋がりとは何だったのでしょうか。想像を超える 大どんでん返しにびっくり。
- ザ・サイコ 異常な愛情:友人だと思っていたのに…。何者かに婚約者を殺された女性が、友人を装って近づいてきた男から異常な愛情を寄せられます。その結果、再び周囲にも危険が及んでいきます。 一方的に異常な愛情を寄せられた女性の身に迫る恐怖。
- ザ・マーダー連続殺人事件:花嫁を狙う悲しき殺人者の正体は何だったのでしょうか。歪んだ愛情が狂気へと変わり、関係者が次々と殺されていきます。
- シスターズ異常な愛情:姉妹を襲う支配欲の恐怖。難病と聞かされていた妹の疾患。しかしそれは異常な愛情が招いたものでした。母親の狂気が巻き起こす実話に基づく戦慄サスペンススリラー。パパが事故死したシングル・マザーの家庭で、主人公女性ライリーの妹ベスがギラン・バレー症候群との母の判断ゆえに、母から軟禁状態にさせられてきました。数年ぶりに実家に戻った 姉 ライリーはこの状況をどう打開したのでしょうか。
- スウィート・トラップ 消えた少女:娘を取り戻すまで母は諦めません 。少女失踪事件に巻き込まれた母娘の絆と、娘の失踪 がやがて重大事件 につながっていきます。転校生が高校に馴染む状況でスタート。
- セックス・アイランド少女に忍び寄る甘い罠:富と権力を振りかざし性的虐待(売買春)が行なわれる島。芸能界の闇を暴く衝撃サスペンス。
- ダブル別人の夫:私の知らないもう一人の夫。幸せに満ちた夫婦を脅かす邪魔な悪意。絆が試される親愛のサイコスリラー。
- デッドリー・アフェア:夫殺しの犯人は一体誰でしょうか。殺人容疑をかけられた妻と真犯人の謎を巡るサスペンスです。女優は別ドラマにも出演。
- デッドリー・ブライド殺人レシピ:家族になりたいからこの特別なカップケーキを召し上がってください。暴走する新婦が巻き起こすサイコパス・スリラー。
- デッドリー・ペイシェント:美人女医が妄想癖の男を救ってしまったことで始まった悪夢のサスペンス・スリラー。この恩は忘れない、永遠に。
- トラップ仕組まれた陰謀:歪んだ思いが求めたのは絆の欠片。ママは一体誰でしょう。愛と憎悪に満ちたサスペンス・ホラー。
- ネクストドア狂気の隣人:リールワン制作作品で初めて視聴したドラマなので、それなりに衝撃を受けました。
- パーフェクト・ストーカー:暴走する妄想、恋愛の恐怖。思い始めたら止まらない。ストーカーの狂気を描いたサイコスリラーですが、ストーキングがミスだらけでした\(^o^)/
- ヒドゥン・シークレット:我が物顔で振る舞う男に漂う 不気味さ。愛する父を失った娘に待ち受ける共学の事実とは何だってのでしょうか。母娘を脅かす戦慄サスペンスです。主演女優が可愛い。
- ビューティフル ネイバー 美しい隣人:妊婦を襲う狡猾な罠。笑顔に隠された隣人の本当の狙いとは何でしょうか。女性の恐怖の世界をスリリングに描きます。エミリーを演じたエリザベス・ハーノイスが可愛い。
- フェイク・ガール 偽りの少女:再開した母娘に影を刺す急迫のサイコスリラー。
- フェイク・マザー:完璧なる家族略奪計画。狂気の看護師が暴走するサイコパス・スリラー。
- ブラック・スマイル:笑顔に隠された狂気が家族を襲います。異常性の暴走は止められません。子供たちの面倒を見てくれる好青年の裏に隠されていたのは、家族への異常な執着でした。
- ボーイフレンド・シークレット:彼女の知らない彼のもう一つの顔。次第に明かされる男の狂気。とにかく 主演女優のケリー・サリヴァンがとても綺麗でした。
- マザーズ禁断の秘密:DNA調査で判明した実母との出会いはさらなる悲劇の始まり。歪んだ愛情と狂気が迫ります。
- マザーズ・クライムねじれた愛情:セクシー女性がリビングでくつろいでいるような悩んでいるような場面からスタート。さっそく誕生日パーティを開催。ねじれた愛情が暴走するとき育母と娘に恐怖が降りかかります。先の見えない戦慄サスペンス。自分の夫を殺した妹には養育ができなくなり、赤ん坊を我が子同然に育てる姉のヒロイン。本当の娘と分け隔てなく愛情 注ぎ、素直な優しい子に成長させ、幸せな家族の絆を育んでいました。そんな彼女の前に再び現れた妹は我が子を取り戻すために暴走。しかし、娘を狙っていたのは妹だけではありませんでした。身勝手な母性が巻き起こす先の見えないサスペンス。
- リベンジガール 復讐の刃:男を虜にした少女に隠された復讐計画。ある家族を不幸の連鎖に巻き込みます。広い家でパーティ。話の展開はリールワン作品で最速。カップルになる男女が老けすぎていて、最初は構成がわかりにくかったです。
- 猟奇的な同級生:パーティ会場でのクイーンとキング選出の場面からスタート。優しい顔で近寄る同級生が幸福な一家を恐怖のどん底に突き落とします。クイーンを勝ち取ったイザベル役のエイプリル・ボールビー、その娘シエラ役のアビー・ガイル、クイーン戦に敗れたアンドレア役のキム・ディレクター、イザベルに注意喚起をしたケイティー・アイヒラーの3人が綺麗。
美女リスト
『ミッシング・ドーター』がデッドリー・アフェアのキャストと二人ダブってます(使用してる家も、シッターの家も)。オースティン・ハイスミスとヴァレリー・アズリンの二人。
- ケリー・サリヴァン:リール ワンエンターテイメント 作品の常連。「キラーインファミリー」「インスタキラー」「ジェラシー」「ボーイフレンドシークレット」
- アン・レイトン
- ロザリー・マッキンタイア(Rosalie McIntire)は、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ生まれの女優・プロデューサー。『逃亡者』(2020)、『ロード・トゥ・ザ・ウェル』(2016)、『インビジブル・プロフェッショナルズ』などに出演。
- ヴァレリー・アズリン(Valerie Azlynn)は、1980年11月25日生まれ、アメリカの女優。いくつかのテレビ番組や映画に出演しており、特にテレビコメディ「Sullivan & Son」に主演。
リールワン・エンターテイメント
リールワン・エンターテイメント(Reel One Entertainment)は、テレビ映画やシリーズ番組を制作・配給するカナダのエンターテインメント企業。
2001年にトム・ベリー(Tom Berry)が設立。本社はモントリオール。
企業キャラをもう少し具体的に紹介すると次の2点。
- Lifetime(および一部のHallmark作品)の映画を提供する独立系プロバイダー
- 米国をはじめ国際市場向けに脚本番組を数多く配給する独立系ディストリビューターの一つ
- 世界中の一流プロデューサーからプロジェクトへの出資や買収を行なう、世界的なコンテンツサプライヤー
最近のテレビ映画のラインナップ
最近のテレビ映画のラインナップは、トップクラスのクリスマス映画、犯罪スリラー、恋愛映画など。
コンテンツサプライヤーとしての展開
リールワンは、カナダにおける脚本コンテンツ制作のリーダーであるシャンプレーン・メディアをはじめ、世界中の一流プロデューサーからプロジェクトへの出資や買収を行なっています。
世界的なコンテンツサプライヤーとして、つねに新鮮で商業的な番組を追求。
現在の焦点は、テレビ、補助的な市場向けの脚本ドラマなどのコンテンツ。
創業者トム・ベリー
リールワンの創業者トム・ベリーは、1980年代に脚本家、監督としてキャリアをスタート。
モントリオールを拠点に、カナダで最も成功した多作なエンターテインメント企業の一つ、アレグロ・フィルムズ(Allegro Films)社を設立。
同社の最高経営責任者として、制作、配給、技術施設などの活動を構築。同社は1997年に売却され、その事業はケベック・グループに統合しました。
2001年、テレビ映画の国際的なプロデューサー、配給会社、資金調達会社の一つ、リールワン・エンターテイメントとプレミアム・ボバインを設立。
その後、カナダと米国で数百本の映画やテレビシリーズを製作・製作総指揮し、世界中の放送局や配給会社と幅広く協力してきました。
業界団体や慈善活動にも積極的に参加し、カナダ映画テレビ制作協会の会長にも従事。
映画・テレビ業界における生涯功労者として、ジャック・チショルム賞を受賞。
カーテル・ピクチャ
カーテル・ピクチャは、映画、テレビ、ニューメディアのトップクラスのショーランナー、ショークリエーター、ライター、ディレクター、プロデューサー、タレント、制作会社を代表する長編映画とテレビの制作会社・管理会社。
ロサンゼルスを拠点とするマネージメント・プロダクションの同社は、カナダオフィスを開設し、2019年の制作枠の半分をウィニペグで撮影する予定。
ハリウッドのトップクラスの脚本家、監督、番組制作者、プロデューサー、タレント、アーティスト、アニメーター、制作会社などの代理人を務めています。
50年以上の代理店業務の経験を持つパートナーズは、クリエイティブなクライアントの印象的で有名なリストを構築してきました。
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