WordPressでタグづけするコツやマイナータグの意義を解説しています。
タグづけは投稿(記事)のキーワードに該当するもので、管理画面のうち新規投稿を追加する画面で設定します。
WordPressタグづけのデメリットとメリット
デメリット
タグづけをすると各タグごとに一覧ページが作成され、かなり似通ったページが作られていきます。
GoogleやBingなどの検索エンジンは類似ページが増えることを嫌います。
たとえば、私の誕生日である7月7日に誕生日パーティの記事を書いたとします。この記事に「誕生日」や「七夕」のタグをつけるとします。
すると、私のサイト内に「誕生日」というタグページと、「七夕」というタグページが作成されます。
「誕生日」や「七夕」タグは1年に1度くらいしか増えませんから、タグページ「誕生日」と「七夕」の内容は似つづけます。いずれのタグページでも一覧表示する記事は誕生日パーティ1つだからです。
すると検索エンジンの検索結果において自分のサイト全体または該当記事の表示ランクが下がります。
メリット
そのためタグづけを軽視する見方が多いのですが、使い道があります。
- WordPressのタグページは、カテゴリーページと同じく、検索エンジンの検索結果に反映します。
- 記事をタグづけすると、検索エンジンよりも適切にサイトへ訪問客を誘導できます。
- WordPress管理画面の「購読ブログ」メニュー(いわゆるReader)の「検索」や「タグ」に記事が反映されます。⇒それをもとに、似た関心や類似記事を他のWordPressユーザーと探しあって、出あえるチャンスがあります。
1点目のメリットをさらに活かすには、無料テーマCocoonが用意しているカテゴリー登録画面とタグ登録画面を使います。
Cocoonを使ったカテゴリー登録とタグ登録
Cocoonのでカテゴリー登録画面とタグ登録画面は同じ項目で構成されていますので、カテゴリー登録画面だけで説明します。
検索エンジンにたいして大切になるカテゴリー登録とタグ登録の項目は、スラッグ(できれば英語で)、カテゴリタイトル、カテゴリ本文、アイキャッチ、メタディスクリプションです。
これらは検索エンジンにわたされる情報です。
ブログ表示において大切になる項目は、名前です。ブログ画面でカテゴリーリストに表示されるのがこの名前です。
管理画面むけに説明はどんなカテゴリーまたはタイトルなのか簡単にメモします。管理画面のカテゴリー一覧やタグ一覧に表示され、自分にとって理解しやすくなります。
カテゴリー登録とタグ登録を作りこむうえで、とくに大切になるのがカテゴリタイトルとカテゴリ本文です。
カテゴリタイトルは記事タイトルのように、サイト名などをふくめて32文字以内に抑えます。
カテゴリ本文は、記事を書く感覚と同じようにテキスト装飾や画像貼りつけなどもできます。
このあたりをしっかり書き込んでいると、検索エンジンはカテゴリーやタグを一つの記事のように認識してくれて、検索結果に表示してくれる可能性が高まります。
WordPressのタグづけのコツ
インターネット上にはWordPressのタグづけに関するプラグインの情報が多く掲載されていますが、具体的にどのような単語や語句をタグに使うかを説明した日本語ウェブページが見当たりません。
そこで、文法めいたコツを以下では説明します。
参照元はWordPress公式サイトのこちらです。
- 1つの記事につきタグとカテゴリーは合計で15個以内に抑える。
- できるだけ記事タイトルに含む言葉をタグに使う。
- 広く使われているタグとあまり使われていないタグの両方を使う。
2点目に関しては、WordPress公式サイトのどのページを見たかを忘れていて、記憶モードです。1点目と3点目は参照元は上述のものです。
メジャーなタグとマイナーなタグ
3点目を少し詳しく述べます。Readerは自分のサイトの言語を使った他のブログやサイトだけを表示します。
そのため、英語(または米国や英国)と異なり、利用者数の少ない日本語では、少し論点がズレます。
たとえば書評の記事に「本」と「レビュー」というタグをつけたとします。
これらのタグ(メジャータグ)をつけた記事は英語圏で猛烈な勢いで作られているため、最近の記事しかReaderに出てきません。メジャータグは短期間に注目されますが、Readerの下の方へすぐに埋もれていきます。
そこで、単語を組み合わせて語句にした、あまり使われていないタグ(マイナータグ)をつけていく必要があります。
メジャータグは定番単語で
しかし、日本語では「書評」や「レビュー」とタグづけしたところで、すぐに1年前くらいの記事まで探すことができます。
言語間の違いはありますが、日本語ブログでも「紅葉」をReaderで検索すると多くの記事が出てきます。この言語間のズレを意識して、メジャーなタグとマイナーなタグを織り交ぜて設定します。
たとえば、WordPress日本語版Readerで「紅葉」タグから記事を探したとします。
いまは紅葉の季節が過ぎているのでペースは落ちていますが、11月になるともっとたくさん記事が増えます。メジャータグだけでは、探されにくいわけです。
マイナータグは語句がおすすめ
マイナータグは単語ではなく語句がおすすめです。どの単語がメジャータグなのかマイナータグなのか調べるのが大変だからです。
公式サイトの示す例では「biography of Napoleon」(ナポレオンの伝記)とうタグです。
もっとも、日本語ブログではナポレオンだけでも十分に記事を探せますが、「人生」というタグはたくさん使われています。この場合は「人生の意義」や「人生の目的」などの語句にするのが無難です。
マイナータグを使う意義
マイナータグを使う意義は、ずばりWordPressの公式サイトが説明しています。( )内は私の補注です。
これらの特定のタグ(マイナータグ)を投稿にタグづけすると、(Readerで)検索する人が少なくなる可能性があります。しかし、それでも検索する人は、あなたの投稿がある程度は関連性があると感じているはずです。https://wordpress.com/dailypost/2015/02/12/tagging-shelf-life/
WordPressでタグづけするコツは以上です。タグづけをつうじてWordPressユーザーの方々が素晴らしい出会いをたくさんできるよう、お祈りします。
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