経済史学

古代シルクロードの時代を思い出せば、経済活動は国境を超える前提にたっています。

しかし、経済学には運動を国内に限定する部門が多く、グローバル社会でほとんど役立ちません。経済学の評価や立場が下落の一途をたどっているのは、地域や国家の次元で語ってきた経済学が機能不全に陥っている表れです。

  • 経済史とは何か。
  • 経済史をつかむポイントはどこか。

経済史の所属はおもに経済学部です。立場は経済学の歴史部門の印象が強く、歴史学の経済部門の印象は弱いです。

分析の枠組みは前者だと経済学理論、後者だと歴史学理論になります。

教える技術

「産業革命論」にみる繊維産業の盲点

日本資本主義論争とくに産業革命論にみる繊維産業の盲点を描きます。この議論の大きな欠陥は近代日本のアパレル産業を分析対象から外した点です。机上の空論が議論としての途上国日本に固執し、現状としての途上国日本を無視した実態をたどります。
教える技術

「産業革命論」にみる左翼ナショナリズムの形成

日本の共産主義、左翼の貿易排除の思想、一国資本主義論のスタンスを私は左翼ナショナリズムと名づけています。経済史学の研究者たちがどのように産業革命論を述べてきたかをたどります。そして、経済史学にみる左翼ナショナリズムの形成を論じています。
書く技術

データベースを使って歴史系の論文を書く

データベースの発展と歴史研究の停滞というジレンマについて、あれこれ思ったことを書いています。私は、先行研究に依拠した研究が今後も必要だとは思いません。既存研究の駄目な点や限界を指摘して持論を出すなら、そこまでで論文は終わります。
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