生産と消費の関係について、経済学には2つの見方がありました。
- 分裂型経済学:生産と消費をわける…マクロ経済学・ミクロ経済学(近代経済学)
- 統合型経済学:生産と消費をまぜる…マルクス経済学
ここでは、個人の活動から経済学を考えましょう。
節約と出費に注目します。
分断された社会であなたたちはこれから働いていく必要があります。働いている間は分断されていても構いません。でも、土曜日と日曜日は必ず統合された視野を取り戻してください。
広視野で経済学を考えることが大切です。
この記事は、個人活動からアイデンティティを考える経済バージョンです。
個人の活動(節約と出費)から経済学を考える
節約
日常生活では経済的という言葉を使います。
これは節約的という意味がもっとも強く、ついで効率的という意味も少しあります。
これら二つが経済学の中で大事な要素になります。しかし、経済活動はそれだけにとどまるものではありません。
当たり前ですが、節約することが大切です。
たとえば時間を節約する事や時間をお金を節約することです。そのために作業をする順番や段取りを考えることは効率の問題にもなってきます。
そうすることで私たちは無駄なことを除く作業をしています。その結果、努力や作業に見合った結果をもらうという可能性が高まります。
しかし、それだけでは非常に細い骨格だけの生活や経済活動になりがちです。
大学生はあまりお金を持っていませんから、これまで話してきたような節約や効率はむしろ得意です。お金のたくさん持っている大人の方が少し苦手かもしれません。
出費
他方、これから話すもう一つの経済学は節約と逆で出費を中心に考えてみます。
大人と大学生の比較だともっと分かりやすいです。
大人は不器用でもお金を持っている点で大学生と行動が少し違うところがあります。
たとえばこうです。
何かを得るために何かを出費する。
その何かを得たものが同じものであっても、人によって喜び方や受け取り方が違います。
私が大切だと思うのはこの点です。
たとえば、100円や5万円を出費することでどれだけ多くのモノ、多くの事柄、深い事柄を得ることができるか。
これは私たち自身の能力に関わってきます。
出費を抑える半面で、出費の対価(享受)を考えていくのが大学生活で大事だと思います。
大学を出たらどれぐらいのお金でどういう遊びや趣味をしてどういう風に次の一週間や1ヶ月を過ごしていこうか。こういうふうに前向きに上手く考えていく方法を大学時代に見つけてほしいです。
以上、経済学を個人の出費から見た場合、節約と出費(享受)という二つのやり方があることをしっかりと身につけ過ごしてください。
まとめ
個人の経済活動からアイデンティティを考えると、節約と出費の二つに分かれます。
これらをうまく使い分けることが大学生活で大切です。この2点で経済学を考える癖をつけてください。
コメント