大学受験生と大学生へ送るエール

学ぶ技術
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例年、あちこちの大学で講義をしていると、あちこちの履修生たちの笑顔が生々しく蘇ってくることがあります。

このページでは、大学受験生や大学生にむけて、大学時代にやってほしいことや大学時代に学ぶ技術を述べています。

また私がいま大学生だったら使ってみたいと思うウェブ・サービスをいくつか推薦します。

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大学受験生へ送るエール

昨日に大学入学共通テストを終え、お疲れさまでした。

今日くらいは深呼吸してスイーツを食べて休んでください。

得点がわかれば《持ち点のもとでの受験の自由》を堪能してください。

人間は自由だけでは選べません。選択の自由をじっくり味わってください。

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コロナ禍ではみんなが不安になっている

大学受験も大学進学も不安になる必要はありません。みんなが不安だからです。

コロナ禍で世界中の人が不安になっています。でも時間だけは進みます。自分の不安を和らげ楽しく大学で学ぶ方法やあなたの希望を考え実践していってください。

コンプレックスや足枷を自由の再考やアイデンティティ形成へ転換する

受験生の方は今日で一つの能力がわかります。

大学進学にむけて能力を伸ばすこと。受験校決定おいては対面授業でもオンライン授業でも楽しめる学部を選ぶこと。

そして受験後は、新書を読んで関心を広げてください。コンプレックスや足枷や家族プレッシャーを、自由の再考やアイデンティティ形成へ転換するのが大学でのあなたの役目です。

私の場合、コンプレックスや足枷や祖母の遺言に押しつぶされた二十代を過ごしました。アイデンティティ形成に苦労したわけです。

受験生や大学生の方には、これらを「自由」へと転換させてほしいです。

選んでもいい、選ばなくてもいい選択肢なんだと思って、自分の環境や状況を前向きに・積極的にとらえて前進してください。

簡単な方法は《スマホで写す今日の一枚》。

大学は学問を学ぶところではない:大学で何を学ぶか

受験生の方は大学で何を学ぼうとされていますか。

どのような大学生活を思い描いていらっしゃいますか。

大学は学問を学ぶところではない

大学は学問を学ぶところだとよくいわれますが、これは間違いです。

大学教員の多くは学問しかできないのでこういう風に詐欺します。

21世紀になって日本の大学は、研究レベルで先進国から大きく取り残されています。ですから日本の多くの大学は教育活動に力を入れるようになりました。

しかし教育機関としても日本の大学は機能していません。自称研究者がはびこり教育者が不足しているからです。

大学時代に勉強を続けることは大切ですが、学問をする必要はありません。

学問を無下に否定するつもりはありませんが、学問を聖域にしてはいけません。

大学で何を学ぶか

大学で学ぶことは、卒業後のサラリーマン生活や自営業生活などをこなしつつ趣味や好奇心を維持する方法です。

研究機関としても教育機関としても日本の大学は駄目になりました。

でも、あなた方の使い方によっては学習機会については恵まれています。大学にあるものを探してみましょう。

大学にあるものと大学生活の可能性

大学受験も大学進学も不安になる必要はありません。みんなが不安だからです。

大学生活の可能性を想像しましょう。

あなたの周りには自分・家族・教職員・友達がいます。そして大学には教室があり、ラーニングコモンズがあり、ランゲージセンターがあり、図書館もあります。

また、食堂もあればカフェもあります。大学の近所には少なからずお店もあります。通学途中の徒歩や自転車、それに電車やバスもあります。

これらを全て味わうには4年間でも足らないくらいです。

これから大学に進学するあなたには、大学にあるものをいろいろ使って、あなた自身のアイデンティティ形成の一つ一つに役立ててほしいと思います。

大学生へ送るエール:大学時代に学ぶ技術

つづいて、大学時代に学ぶ技術をまとめます。抽象的に言えば学ぶ技術とは孤独と向き合うことです。

そのためには大学時代にどのようなことを楽しむべきでしょうか。

読書

本を読んでください(>漫画) ※本と漫画では情報量が違います。

次の映画と同じく本は、会話のネタを仕入れるのにもってこいのアイテムです。

日本では20世紀末の教養主義の時代が消え去り、いまは無教養主義や低学歴主義が定着しています。

教養主義の時代にはマニアックな知識やオタクなネタが注目されました。これに対し、無教養主義の時代・低学歴主義の時代のいま、高校や大学で学ぶ知識や発想をできるだけ押さえておくことが大切です。

映画鑑賞

映画を観てください(>アニメ) ※映画とアニメでは情報量が違います。

日記執筆

日記やエッセイを書いてください。手書きかネット(非公開にするとか)で。

できれば、毎日1000字(1年間で37万字になります)書いてください。

いまはデジタル技術がいろいろ出ているので、日記帳に手書きで書く以外にもいくつかの方法があります。

私がオススメしたいのは音声で入力する方法です。

まとめて一日を日記にするのも良いですし、テーマ別に複数の日記を書くのもデジタル時代に相応しいかもしれません。

旅行

旅をしてください。

一人旅が良いです。または、できるだけ少人数で。

たまに過去の関係者を思い出す

たまに貴方の人生の媒介者を思い出してください。

歴史を学ぶこととと同じです。

たとえば、近代日本の開港地に暮らした華僑の仕立屋たちが日本人に洋裁を指導したとか、マックス・ウェーバーがプロテスタントの倫理を資本主義経済発展の媒介者とみなしたとか。

媒介者ですから、人数が減ったり別れがあったりします。

でも寂しく感じる必要は有りません。

寂しさの分だけ前進すればオーケーです。

恋愛

恋をしてください。

恋情で相手を焼き尽くし、そして相手から焼き尽くされてください。

人生の希望を捨てる

人生や社会に夢も希望ももたないでください。

大学の先生から将来の満たされた展望のような話をされたら、まずもって胡散臭いと思ってください。あなたの卒業後に先生は責任をもってくれません。

孤独を忘れない

どんな環境や状態にあっても(なっても)自分は孤独だと思ってください。

つまり孤独を忘れないでください。

人生と無駄について

何も考えずによく言われる「時間だけは平等」という迷言について。

何の役にも立たないことを役立つものだと自分に言い聞かせて頑張り始めた人がよく使う言葉です。

リズムとして・秒間として時間は平等でも最大値はバラバラ。そこで人は言います、「頑張れるときに頑張れ」。

あなたには知ってほしい。暇も努力もただの無駄

人生とは暇潰しであり時間を浪費することです。

忙しい人は忙しいと思っているだけであって、無駄をしていることに違いはありません。

人類の歴史や個人の歴史からみると、今やってることはただの無駄であり、誰の役にも立ちません。そして自分の役にも立っていません。

それを認めたくない人と認める人に分かれるだけです。

この箇所を読んでイラついた方にはリラックスすることをオススメします。

そもそも産業革命とは生産性の向上に帰結しました。時間的な無駄の発生が結果です。

産業革命の影響のもとに私たちは今でも暮らしています。時間的な無駄が発生した時代に生きているわけです。無駄をダメ(駄目)なものと考えることを止めるべきです。

おわりに

最近は世界中でカフェが流行っていますが、カフェで時間や会話を楽しむにはネタを豊富に仕入れておくのがポイントです。

21世紀になって、日本では無教養主義や低学歴主義が定着しました。このような時代に、高校や大学で学ぶ知識や発想をできるだけ押さえておくことが大切です。おおいに勉強してください。

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