アイデンティティの歴史:流動性や多面性を楽しむ

アイデンティティの歴史:流動性や多面性を楽しむ

アイデンティティの歴史では、私自身が経験してきた話を集めています。

アイデンティティを時系列やテーマ別に振り返るというより、アイデンティティのなかに世界史や日本史などの歴史をみつけていくというニュアンスです。

アイデンティティについて悩んでいる方に読んでもらいたいです。また、歴史好きの方には自分を出発点にして歴史をさぐる好奇心の一助となれば幸いです。

グローバル時代の21世紀、カルチュラル・スタディーズを手がかりにアイデンティティの流動性や多面性を楽しむことが大切です。

人間は類的存在ですから、アイデンティティを突き詰めていくと他人と似てくるジレンマがあります。

これまでアイデンティティ・クライシスと思ってきたことは、危機でも何でもありません。複数のアイデンティティが人間にはあって当然です。

よく外国へ留学したりワーホリに行ったりしたとき、異文化接触によってアイデンティティを問う方もいらっしゃいますが、その必要はありません。

オフラインであろうとオンラインであろうと、グローバル社会に異文化接触は日常茶飯事ですから。

それに、文化的アイデンティティ(集団所属の意識)をみると、国家だけでなく家族・会社・地域・学校なども単位になります。つまり、すべての人が複数のアイデンティティを既にもっています。

大切なことは、アイデンティティを考えるだけでなく、アイデンティティと付き合う方法(向き合う方法)です。

どうぞ私の迷子をご覧ください。

国際経済論

動力からながめる現代の列車と自動車

動力はイギリス産業革命で大切な要素の一つでした。次回に動力の歴史から列車や自動車の展開をさぐるために、今回は、現代の列車と自動車を動力からながめます。世界最速の列車、世界最速の自動車、列車とは、自動車とは、発動機、蒸気機関、ジェットエンジン。
学ぶ技術

アイデンティティの源流「奈良とは?」

アイデンティティ喪失の原型となる奈良と日本の名前や位置。私にとってホームや故郷はどこかと問われると奈良県のなかでも橿原市だと応えます。しかし、年をとるにつれ中国だと妄想するようになってきました。奈良・日本と私のアイデンティティを考えます。
学ぶ技術

私とはどこですか?:アイデンティティの歴史

むかし勤務先だった大学の学生むけに書いた読書案内です。大学教師あるあるの研究の苦労話ではなく、恋愛のエッセイにしました。私は小さい頃から奈良盆地西部に広がる山々を見ては、その向こうを知りたくなりました。今となっては知りたくもありません。
学ぶ技術

大学受験生と大学生へ送るエール

大学入学共通テストを終えた受験生と大学生へ送るエールです。大学時代にやってほしいことを述べています。大学は学問を学ぶ場所ではありません。大学で何を学ぶか。この機会に大学にあるものを想像してみてください。全て味わうには4年間でも足りません。
バーチャル経済史

森本六爾と私:アイデンティティの歴史

「六爾になれ!」という祖母の期待は遺言と錯覚したまま私の心に残り続けてきました。2019年の自著で浅田芳朗つながりから森本六爾にも触れ解放された気分になりました。人に期待をすることは、時に人を縛り路頭に迷わせることになります。
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