このページでは国際人材協力機構(JITCO)の活動と日本語教育をご紹介しています。
国際人材協力機構(JITCO)の活動と日本語教育
歴史と活動内容
公益財団法人国際人材協力機構は2020年4月にこの法人名に。前身は国際研修協力機構でした。
英語で「Japan International Trainee & Skilled Worker Cooperation Organization」、略してJITCO(ジツコ)。
法務省・外務省・厚生労働省・経済産業省・国土交通省の5省共管により、1991年9月に国際研修協力機構が設立。2012年4月に内閣府所管の公益財団法人国際研修協力機構へ移行。
これまで、外国人技能実習生・研修生の受入れを行なおうとする・行なっている民間団体・企業や諸外国の送り出し機関や派遣企業にたいして、総合的な支援・援助や適正実施の助言・指導を行なっていました。
実習生にたいする日本企業の悪質な扱いが連日報道されていて、ジッコがまともに機能しているかどうか難しいところです…。知名度でもジャイカにはもちろん、ジオン公国軍の保有する宇宙突撃艇に敵いません…(2022年3月現在)。と思って調べ直したら、ジツコと読むのであって、ジッコではないそうですが、後づけの気がします…。
2020年4月1日づけで法人名を変え、国際研修協力機構から国際人材協力機構へ。
技能実習制度の総合支援機関で、技能実習制度全般にわたり支援サービスを行なっています。
おもなサービスは外国人技能実習生向けのもので、次の5つの支援事業に分かれています。
- 受入れ
- 手続き
- 送出し
- 人材育成
- 実習生保護
2017年11月に「技能実習法」が施行され、①外国人技能実習の適正な実施と②技能実習生の保護が強化されました。
この2つの方針をもとに、技能実習の実施団体や実施者などにむけたサービスも豊富になりました。
- 各種支援サービスの提供…監理団体・実習実施者・送出機関等の制度関係者にたいし、セミナーの開催、個別の相談対応、教材などの開発・提供など
- 在留資格「特定技能」にたいするセミナー開催や申請支援サービスなど…特定技能外国人の受入れなどに関する総合支援機関として、技能実習同様、制度関係者向け
- 養成講習の実施…主務大臣から告示を受けた養成講習機関として、監理団体の監理責任者や実習実施者の技能実習責任者など向け
日本語指導オンデマンド
日本語指導オンデマンドとは、国際人材協力機構の日本語教育専門スタッフが講師として学習場所やセミナー会場に訪問するシステムです。
技能実習生を受け入れる主体向けに、日本語教育を行なうポイントを提示したり機会創出を提供したりするサービスが中心です。
技能実習生への日本語指導に関するセミナーによく使われています。
利用例
- 技能実習生の入国までに参加できる日本語指導担当者実践セミナーが見当たらない。
- 新しく技能実習生を受け入れるが、日本語指導の経験が少ないため、指導ポイントや教材の使い方を学びたい。
- 日本語指導のスキルアップのために勉強会を開きたい。
- 監理団体が傘下の技能実習実施者の日本語指導担当者を集めて勉強会を開きたい。
講座内容(プログラム)
原則として、1回(1プログラム)3時間以内(質疑応答の時間も含む)。
希望プログラムを1つ選んで申し込みます。複数のプログラムを実施することも可能(参加費は1プログラム毎に必要)。
- はじめての日本語指導のポイント
- 日本語授業の具体的な進め方 ~「聞く」「話す」力をのばす工夫と教材の使い方~
- 日本人従業員のための「わかりやすい日本語」の話し方
- その他
母国語情報誌『『技能実習生の友』
ジツコは、技能実習生・研修生むけの母国語情報誌『技能実習生の友』を発行しています。
- 日本語(ひらがな併記)版
- 中国語版
- インドネシア語版
- ベトナム語版
- タイ語版
- 英語版
- フィリピノ語版
- カンボジア語版
- ミャンマー語版
- モンゴル語版
の合本が作成されています。
これらを無料で読めます。まとめて読むと勉強になるので、お勧めです。
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