現代のスパイス

みなさんは、スパイスと聞いて何を想像されるでしょうか？

香辛料と思った方もいれば、胡椒や唐辛子などを想像した方もいらっしゃると思います。

香辛料はスパイスの日本語訳。胡椒や唐辛子はスパイスの具体的なモノです。

スパイス協会のサイトを参照して、栽培地ごとにスパイスの事例を挙げてみます。

スパイスの種類は100以上もあります。

さらに細かい分類や特徴は下のリンクにまとめられています。

辞書ではスパイスを次のように定義しています。

スパイス（香辛料）とは胡椒や山椒など料理に香りや辛味をつける調味料。

農林水産省のページ「知れば知るほど奥深い！香辛料の魅力再発見：農林水産省」は、スパイスの略史や写真つきで特徴を紹介しています。

ただし、このページは叙述が不安定なので要注意。スパイスの魅力を紹介しながら、国産スパイスにズレていって、かえって魅力が減っています。

ここでは唐辛子を例に、グローバルノートという統計サイトから貿易状況を考えてみます。

「世界の唐辛子・ピーマン類」の生産量トップ3（2020年のデータ）は次のとおりです。

ダントツで中国の生産量が多いことが分かります。

次いで、2020年のデータで「世界の唐辛子類（乾）」の生産量トップ3は次のとおり。

ダントツでインドの生産量が多いことが分かります。

「世界の唐辛子類（乾）」は生の唐辛子を乾燥させたモノ（加工品）ですから、二つのデータをもとに次のストーリーを作れます。

生の唐辛子を中国で栽培して、インドなどの国で乾燥・加工して、国内や国外へ運ばれる（売られる）。

参照ページは「世界の食料事情と農産物貿易の動向：農林水産省」。以下の「国産」は「国内生産」。