モノと一緒に理解して外来語を楽しく学習

モノと一緒に理解して外来語を楽しく学習

外来語に関する記事のリストです。

モノと一緒に理解して外来語を楽しく学習してください。

外来語とは

外来語とは外国語から自国語の体型に採り入れられた語で、借用語とも。日本語ではカタカナで表記します。

初めは外国語として入り、のちに自国の言葉として外来語を使うようになります。対語に和語・漢語、類義語にカタカナ語。

  • 日本語のなかの外来語は欧米語(カタカナ語)が中心
  • 和製英語も外来語
  • アイヌ語や古代朝鮮語も外来語
  • 近現代以降に中国から入った語も外来語(前近代の中国から入った語は日本語)

20世紀に外来語は年々増えていました。

かなり普及した外国語は外来語というイメージ。ただし、外来語の発音が外国語に近いとき、厳密に区別できないものも多いです。

和製語(カタカナ語)とは

他方で外来語(借用語)の一部を使ってできた語(スポーツ観戦など)はまとめて日本語というイメージ。とくに混種語の法則に則っているものは和製語カタカナ語)といいます。

このように外国語・外来語の区別、外来語の発音・表記のルールなどが不明瞭です。

また、カタカナには造語力があり、略語もあります。

このような事情から、カタカナで記す外来語は外国語学習者だけでなく日本人をも悩ませてきました。

外来語の表記

日本語教育の隆盛をうけて、1991年に国語審議会答申にもとづき、内閣告示・内閣訓令として「外来語の表記」が出されました。

これ以降、「外来語の表記」は日常生活における国語表記の目安とされています。

前書き・本文・付録(用例集)から構成されています。

本文は次の構成です。

  1. 「外来語の表記」に用いる仮名と符号の表
  2. 留意事項その1(原則的な事項)
  3. 付留意事項その2(細則的な事項)

「3」の細則的な事項は次の構成。

  • 第1表に示す「シェ」以下の仮名に関するもの
  • 第2表に示す仮名に関するもの
  • 撥(はつ)音、促音、長音その他に関するもの

「外来語の表記」全文をみる場合は「文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 外来語の表記」をご覧ください。

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